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ニュースリリース

2021年5月31日

各位

高齢者への生活リハビリ実施から改善が認められた症例について。
~コロナ禍における高齢者の『フレイル』防止へ~

インテリジェントヘルスケア(株)在宅介護事業部門(本部:大阪市北区西天満)が運営している訪問看護ステーションの訪問リハビリテーション(介護保険)が介入した生活リハビリテーションにより要介護3のご利用者が要支援2へ改善が認められました。
今、コロナ禍により『外出の制限』『密の回避』が求められる中、リハビリテーションの中断による高齢者の「フレイル』が問題となっています。
何らかの病気で入院した高齢者が在宅復帰するためには、本来ならば、急性期から回復期、生活期と適切なリハビリテーションの提供が必要とされ、生活の再建への重要なステップとされてきました。
一方、“リハビリというものは病院、施設で行うもの”という認識あり、専門職のセラピストがご自宅へ訪問し行う訪問リハビリテーションについてまだ浸透がされていないのが現状です。
この度、要介護者が訪問リハビリテーションの利用での改善症例について紹介させていただくことで、生活の場でのリハビリテーションの認知と、高齢者のリハビリテーションの中断による機能低下「フレイル」の防止及び継続の重要性をお伝えいたします。
訪問看護による訪問リハビリテーションの利用には医師の指示書が必要になります。

歩行・階段昇降 改善事例

利用者情報  60歳代女性 くも膜下出血、両変形性膝関節症
介護度:要介護3(介入時)→要支援2
訪問リハ初回介入日:2019年5月13日(介入時FIM112点)、週3回利用

経過

くも膜下出血により両下肢及び右上肢に運動麻痺と痺れの後遺症が残存、自宅内は広く車椅子自走にて生活していた。本人の希望はまずは家での身の回りの事を自分でできるようになりたい、その後は家事や趣味の外出ができるようになりたいとの事だった。
入院中の歩行は歩行器や杖を使用し軽介助で行えていたが、転倒への不安から退院後は行えていなかった。生活範囲は自宅1階の居室とトイレ・浴室までと狭く、活動量も少なくなっていたため、リハビリでは介助にて屋内歩行訓練の反復や筋力強化練習、バランス練習に加え、転倒に配慮した形で自主練習の指導も併せて行っていった。
少しずつ体力がついてきたことで2019年7月頃から4点杖を使用して自宅内での歩行は自立して行えるようになり(FIM118点)、同年10月頃からはリハビリで屋外歩行練習も行えるようになっていった(FIM120点)。その後も玄関や階段昇降の練習、横断歩道の使用にあわせた歩行速度の確認などを行い、2020年3月頃には近くの商店まで1人で買い物に行けるようになった(FIM121点)。同時期に要介護3から要支援2に変更となった。

介入当初 2019年5月:自宅内30m軽介助 FIM112点

歩行5点
(車いすを使用し屋内移動は自立も歩行は非実施)
階段3点
(外出で会談を使用する際は息子に体を支えてもらい昇降していた)
写真:介助での歩行器歩行と自主練習の実践場面

介入当初 2019年7月:FIM118点(6点向上)

歩行6点
(屋内の移動は4点杖を使用して自立)
階段5点
(安全のため側方から指尖介助)
写真:屋内四点杖歩行自立場面と段差昇降訓練

介入当初 2019年10月:FIM120点(8点向上)

歩行6点
階段5点
屋内移動も安定して行えるようになり、屋外歩行練習を開始。歩行や階段のFIM点数上は変化が無いものの、活動範囲を少しずつ拡大していった。

介入当初 2020年3月:近隣の商店まで往復300m程度杖を使用して自立 FIM121点(9点向上)

歩行6点
階段6点
屋内歩行および階段昇降も4点杖を使用して自立に至る。キャスター付きバッグを使用して公共交通機関を利用しての外出も可能となった。

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