インテリジェントヘルスケア株式会社 仕事をしながら出来る介護を提供します

本部研修

「看取りケア」をテーマに本部研修を行いました

2019年7月12日

「看取りケア」をテーマに本部研修の様子

2019年7月12日、インテリジェントヘルスケア本部にて「看取りケア&エンゼルメイク ~私たちだからこそ出来ること~」をテーマに研修を行いました。

当日は「かんたき住之江」の管理者を務める藤原志寿子氏(緩和ケア認定看護師)を講師として、インテリジェントヘルスケアおよびグループ内の老健の職員、看護師・介護職員合わせて60名を超える職員が参加しました。

体調に急変があったとき、救急搬送される方の50%が65歳以上、そのほとんどが自らの意思を表明できない状態で搬送されているという現状があります。

現代は「アドバンス・ケア・プランニング(=今後の治療・療養について家族と医療従事者があらかじめ話し合う自発的なプロセス)」が推奨されており、その方が“どのように生きたいか”、そして“どのように逝きたいか”、早くに自らの意思表示をしておくことが大切です。

終末期は本人にとって、これまでの人生を振り返り、これからの人生を再構築する時期にあたります。
ひとりの人間として尊厳を保ち、その人らしい死を迎えることができるよう家族とともに援助することが大切だと藤原氏は言います。

研修の後半では、エンゼルメイク(死化粧)の実演も行われました。
決して一方的に行うのではなく、一つひとつの行為についてご家族に伺いながら行うことでその人に寄り添う、グリーフケアの大切さが語られました。

参加者コメント

  • 「今回初めて看取りの研修を受けましたが、実演もありとても分かりやすかったです」
  • 「その方が最期を迎えるまでに何をどれだけできるかを考える良い機会になりました」
  • 「あたたかい心で、ご利用者とそのご家族も含めて深い関わりをもつことができるのが“かんたき”の看取りなのだと思いました」
  • 「看取りケアに携わる者として何ができるのか、ご利用者との関わり方を見つめ直す貴重な時間となりました」

インテリジェントヘルスケアでは今後もテーマを決めて、既存職員に向けた研修を行っていく予定です。