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本部研修

「褥瘡」をテーマに本部研修を行いました

2019年9月6日

「褥瘡」をテーマにした本部研修の様子

2019年9月6日、インテリジェントヘルスケア本部にて「褥瘡評価とケア」をテーマに研修を行いました。
医誠会本部・褥瘡対策室の香川愛氏(皮膚・排泄ケア認定看護師)が講師を担当し、インテリジェントヘルスケアおよびグループ内の老健の職員、看護師・介護職員合わせて約30名の職員が受講しました。

“褥瘡になった経験がある方は?”
冒頭で問いかけられたこの質問には、参加者全員が「ない」と答えました。
しかし、同様に靴ずれになった経験を問われると、大多数の参加者が「ある」との返答でした。

実は褥瘡は靴ずれと同じであるという香川氏からの話に、参加者のほとんどが衝撃を受けました。
褥瘡は身体に外力が加わって骨と皮膚表層間の組織が圧迫されて起こる、阻血性の障害です。
今回の研修では、褥瘡発生のメカニズムから起こりやすい部位、その原因や評価方法、対策にいたるまで写真や図をたくさん取り入れながら行われました。

褥瘡予防で一番大切なこと、それは身体にかかる圧力を軽減する「体圧管理」であると香川氏は話します。日頃の栄養管理のほか、体位変換やポジショニング等を通して除圧を行い、まずは褥瘡を予防することの大切さが研修を通して伝えられました。

参加者コメント

  • 「褥瘡に対してどこまでのことができるか、リスクマネジメントの大切が分かりました」
  • 「看護師と介護職では、褥瘡に対する専門的な見方が異なっていて勉強になりました」
  • 「褥瘡の患部のケアには弱酸性が良いと思っていました。実はアルカリ性の方がより洗浄力があり、その後の保湿も大事であるなど実践的なことも学べて良かったです」

研修の後半では、褥瘡ができた様子を表した人体模型を用いてグループワークを行い、褥瘡の評価やケアの方法も伝えられました。
今後のご利用者への向き合い方につながる、参加者にとって実りの多い時間となりました。